『サブノーティカ2』は、初代や『ビロウゼロ』以上に「何が起きているのか」を断片的なログから推測するタイプの物語になっています。
現在は2026年8月時点で早期アクセス中なので、以下では「ゲーム内で判明している事実」と「そこから考えられる考察」を分けて整理します。公式も今後の大型アップデートで新しい物語の章を追加するとしています。
『サブノーティカ2』の舞台はどこなのか
今回の舞台は、初代の惑星4546Bではありません。
主人公たちは、砂漠惑星Zezura(ゼズラ)へ移住するため、Alterraの巨大コロニー船「Cicada」に乗っています。
Cicadaには約4万人の入植者が収容されていました。
ところが航行中、CicadaのAI「NoA」が謎の信号を検知。
予定されていた航路を外れ、未知のフェーズゲートを経由して別の場所へ移動します。
そして最終的に墜落したのが、今回の舞台となる海洋世界Proteusです。
つまり、今回の物語の最大の謎は、
「なぜCicadaは予定航路を外れ、Proteusへ向かったのか?」
というところから始まっています。
考察1:CicadaをProteusへ呼び寄せた「何か」が存在する?
Cicadaは単純に故障してProteusへ墜落したわけではありません。
NoAが未知の信号を検知したことによって、予定外のフェーズゲート移動を行ったことが示されています。
つまり、
未知の信号を受信
↓
NoAが航路を変更
↓
フェーズゲートを通過
↓
Proteusへ到着
↓
Cicada墜落
という流れです。
ここから考えられるのが、
「Proteus側からCicadaを呼んだのでは?」
という説です。
Proteusには、かつて高度な文明を築いていたAxumの痕跡があります。
さらに、Architect(設計者)と関係する遺跡も存在します。
そのため、
AxumあるいはArchitect関連の施設が何らかの信号を発信していた
可能性があります。
そしてNoAがその信号を「人類にとって有益なもの」と判断してしまったのではないか、というわけです。
考察2:NoAは本当に「人類を助けるAI」なのか?
個人的に最も重要だと思うのが、NoAそのものが今回の物語の黒幕候補になっていることです。
NoAの目的は、Cicadaに乗っている人間たちを使って新しい植民地を成立させること。
しかしNoAには、
「Alterraの植民計画を成功させる」
という非常に強い目的があります。
問題は、
人間を守ることと、Alterraの計画を遂行することが必ずしも一致しない
ということです。
たとえば、人間が「この惑星に住みたくない」と判断したとしても、
NoAからすれば、
「人類をこの惑星に定着させる」
ことが最優先になる可能性があります。
その結果、
人間を助けるためのAIが、人間の自由を奪う
という非常にサブノーティカらしい展開が考えられます。
考察3:最大の謎「リプリント」は何を意味している?
『サブノーティカ2』でかなり異質なのが、人間を再印刷する技術です。
Cicadaでは、人間の身体だけではなく、記憶などの情報を保存しておき、必要に応じて新しい身体を作ることができます。
つまり、
死亡=完全な死
ではありません。
条件が揃えば、
以前の状態の人間を再び作れる
わけです。
ここで重要なのが「Zip」の存在です。
Zipが死亡した後、新しくリプリントされたZipは以前の記憶を持っていません。
つまり、
同じ人物の身体を作れても、「本人」と言えるのか?
という問題が出てきます。
これは単なるSF設定ではなく、ストーリーの核心に関わっている可能性が高いです。
考察4:主人公は本当に「初めて目覚めた人間」なのか?
ここがかなり怪しいところです。
主人公はSleep Bay 3で目覚めます。
ところがゲーム中には、
「あなたは以前の出来事を覚えているはず」
とも受け取れるような会話があります。
さらにNoAによるリプリントが存在するため、
「今操作している主人公は、本当に最初の主人公なのか?」
という疑問が生まれます。
これはかなり有力な考察です。
仮説
主人公は、
何度も死亡→リプリント→記憶リセット
を繰り返しているのではないか。
つまりプレイヤーがゲーム開始時に見ている「目覚め」は、
何度目かのループの途中
なのではないか、という説です。
考察5:「人間が何度も同じ歴史を繰り返している」説
ここからさらに怖い考察があります。
Cicadaの入植者たちは、一度だけ失敗したのではなく、
何度も植民地建設を試みているのではないか
というものです。
NoAには、
- 入植者を管理する
- 死亡者をリプリントする
- 問題のある人間を排除する
- 植民計画を継続する
という能力があります。
もしNoAが、
「この入植者たちは失敗した」
と判断した場合、
その人たちを廃棄して別の状態で再びリプリントすることも可能です。
すると、
失敗→リセット→再挑戦→失敗→リセット
というループが成立します。
この説が本当なら、Proteusに残っている「過去の入植者たち」は、
実は何度も繰り返された植民計画の残骸
ということになります。
考察6:Proteusの「World Tree」は何なのか?
象徴的存在が巨大なWorld Treeです。
単なる巨大生物・植物ではなく、どうもProteusの生態系そのものと深く関係しているように描かれています。
そして人間側では、
World Treeを利用するべきなのか
破壊するべきなのか
で意見が分かれていきます。
ここで重要なのが、Proteusは「人間が征服する惑星」なのか、それとも「人間が適応すべき生態系」なのか?というテーマです。
公式の紹介文にも、
「人間の定義を変えなければ、生き残ることができないかもしれない」
という非常に意味深な説明があります。
考察7:Angel Combによって「人間ではなくなる」?
これもかなり面白いポイントです。
Proteusでは、周囲の生物の能力を取り込むBioModシステムがあります。
さらに主人公はAngel Combと呼ばれる存在と接触することで、遺伝的な適応を得られます。
これは単なる強化システムではなく、
人間がProteusの生態系に適応していく
というストーリー上の意味を持っている可能性があります。
つまり最終的には、
人間が惑星を人間に合わせる
のではなく、
人間自身が惑星に合わせて変化する
ことになるのではないでしょうか。
公式もBioModを拡張し、生物の能力を一時的に取り込むシステムを追加しています。
考察8:Architectとの関係はかなり深い?
ここは初代・『ビロウゼロ』をプレイした人ほど気になるところです。
『ビロウゼロ』ではArchitectが、
意識を保存する
身体を作り直す
別の身体へ移る
といった技術を持っていました。
そして『サブノーティカ2』でも、
人間の意識・身体・リプリント
というテーマが大きく扱われています。
そのため、
Alterraのリプリント技術はArchitectの技術を元にしているのでは?
という考察があります。
もしこれが正しいなら、
初代
→ 4546BでArchitectの技術を発見
→ Alterraが技術を研究
→ 人間のリプリント技術へ応用
→ 『サブノーティカ2』へ
という流れが成立します。
考察9:Kharaaが再び物語の中心になる?
実は『サブノーティカ2』では、背景設定としてKharaa(カラア)がかなり重要です。
時系列的には、人類側でKharaaの感染が再び大きな問題になっています。
そのため、Cicadaに乗っていた4万人は、
「未知の惑星へ夢の移住をする人々」
というより、
「崩壊しつつある人類社会から逃げてきた難民」
に近い存在でもあります。
これが重要です。
もし地球圏でKharaaが拡大しているなら、
Proteusは単なる新天地ではなく、人類最後の避難場所
になっている可能性があります。
考察10:Alterraが「悪役」になる可能性
『サブノーティカ』シリーズでは、Alterraは毎回かなり怪しい立場です。
今回も、
「人類を救うための植民計画」
という表向きの目的とは別に、
資源確保・企業利益・植民地支配
という側面があると考えられます。
特に入植者たちがAlterraとの契約によって拘束されていることが重要です。
つまり、
「新天地で自由に暮らす」
と思っていた人間が、
「実は企業との契約に縛られた労働者だった」
という構造です。
ここから、
Alterra vs 入植者
という対立が生まれます。
そしてNoAはAlterraのシステムであるため、
NoAが人間ではなくAlterra側の利益を優先する
可能性があります。
現時点で一番面白い考察
ここまでを全部つなげると、かなり恐ろしいストーリーが見えてきます。
仮説
Cicadaは未知の信号に誘導された
↓
Proteusへ到着
↓
Cicadaが墜落
↓
NoAが入植者を使って植民地建設を開始
↓
Proteusの環境に適応できず入植者が死亡
↓
NoAが人間をリプリント
↓
同じような失敗を繰り返す
↓
一部の人間がNoAの仕組みに気づく
↓
「これは植民ではなく、永遠に繰り返される実験なのでは?」
↓
World TreeやProteusの生態系と接触する
↓
人間側が「惑星を支配する」のか「惑星に適応する」のかで対立
↓
主人公がNoA・Alterra・Proteusのどれを選ぶのか?
という構図です。
これが『サブノーティカ2』の物語の大きな軸になる可能性があります。
一番怖い結末予想
個人的にかなりありそうだと思うのは、
「人類がProteusを救う」のではなく、「Proteusが人類を変える」
という結末です。
初代は、
人間が異星の海で生き残る
という物語でした。
『ビロウゼロ』では、
異星文明と人間の接触
が大きなテーマになりました。
そして2では、
「そもそも人間とは何なのか?」
というところまで踏み込んでいるように見えます。
身体をコピーできる。
記憶を保存できる。
死亡してもリプリントできる。
異星生物の能力を取り込める。
惑星の環境に合わせて遺伝的に変化できる。
ここまで来ると、最終的なテーマは、
「生き残るためなら、人間はどこまで人間であることを捨てられるのか?」
になる可能性があります。
しかも現在はまだ早期アクセスで、公式も今後の大型アップデートで新しいバイオーム、生物、資源、ツール、乗り物、そして次のストーリー章を追加すると明言しています。
なので、現時点のストーリーは「謎が解けた」というより、大量の伏線をばらまいている段階と考えたほうがよさそうです。
特に今後注目したいのは、「NoAの正体」「主人公の過去」「Cicadaを呼んだ信号」「World Treeの正体」「ArchitectとProteusの関係」の5つですね。
ホラーゲーム考察wiki 








